福岡県断酒協議会は福岡県断酒連合会と合併いたしました。当サイトは4月末をもって廃止いたします。今後は福岡県断酒連合会のホームページをご覧ください。
福岡県断酒協議会 月間例会予定表
《会の目的と事業内容》
目的
本会は、誓いの言葉を信条とし、酒を断って明るい人生を築き上げ、地域社会における酒害更生と啓発に貢献することをもって、目的とする。
事業
(1) 断酒例会
(2) 地域社会における酒害更生、啓発、普及活動及び酒害相談
(3) 所属団体の主催する行事への参画
(4) 全国各地にわたる地域断酒会との情報交換、交流活動
(5) レクリエーション
(6) その他本会の目的を達成するために必要な事業
断酒例会
断酒例会とは
酒害体験を聴く、そして話す
「一日断酒」「例会出席」この繰り返し
断酒会活動の基本は例会である。この例会は、大小の差はあるが、20名くらいで約2時間、酒害体験を話し、それを聴く。家族も参加する。家族も酒害体験を話す。
家族は依存症本人ではないが、酒害の影響をまともに受けている。体験談を話すことにより、家族も自己洞察が強まり、回復へと結びついていく。
断酒会でお酒が止められるわけ
この家族の体験談を本人が聴くことにより、記憶から抜けていた飲酒時代の凄絶な真実を思い出させてくれる。体験談は自分がしたことの事実と、その時の気持ち・真情を語ることが大切である。なぜなら、真情を語ることで反省が生まれるのである。
今までは、「意志が弱いから酒が止められないのだ」と周りの人たちから責められ、また、「やめたいのにどうしても飲んでしまう」という言い分をまったく聞いてもらえなかった。例会に出席してそれを話すと、みんなが分かってくれる。認めてくれる。
ここから、みんな仲間だという一体感が生まれる。
また、例会に出席し続けることにより、自分は酒をコントロールできないのだ、自分だけが違うのではなく、みんなと同じ依存症なのだという自覚が心に生まれてくる。
この「一体感」と「自覚」が断酒継続の原動力である。
このように断酒会では体験談を最も重要視する。したがって、体験談を話し、これを聴く場である例会では、体験談に終始する。
体験談は「言いっぱなし」の「聴きっぱなし」。
この部屋で聞いたことはこの部屋に置いていく。体験談の秘密を守ることも大切である。
誓いのことば
断酒の誓い
一.私たちは酒に対して無力であり、自分ひとりの力だけではどうにもならなかったことを認めます。
一.私たちは断酒例会に出席し、自分を率直に語ります。
一.私たちは酒害体験を掘り起こし、過去の過ちを素直に認めます。
一.私たちは自分を改革する努力をし、新しい人生を創ります。
一.私たちは家族はもとより、迷惑をかけた人たちに償いをします。
一.私たちは断酒の歓びを、酒害に悩む人たちに伝えます。
心の誓い
私は酒害から回復するため、断酒会に入会しました。
これからは例会に出席して酒を断ち、新しい自分をつくる努力をいたします。
多くの仲間が立ち直っているのに私が立ち直れないはずはありません。
私も完全に酒を止めることができます。
私は心の奥底から、酒のない人生を生きることを誓います。
家族の誓い
私は夫(息子・妻)の酒害に巻き込まれて、悩み、苦しみました。
アルコール依存症は家族ぐるみの病気です。病気だから治さなければなりません。また、治すことができます。
これからは酒害を正しく理解し、互いに協力して心の健康を回復します。
私は断酒会の皆様とともに、幸せになる事を誓います。